2011年4月15日金曜日

バングラデッシュシュシュシュシュ!

アチョッス!
バングラデシュに着いて、暫く経ちました。

街の一コマ
ここは、間違いなく、暑い国です。
そして、人ばっか!至る所に人間が潜んでいます。

元々バングラデシュは、日本の4割程度の国土に対して1億6千万超が
住んでいるので、人口密度が高いんですが、首都のダッカにはどんどん人が
集まってきてるようで、無計画に乱開発が続いています。
(街を歩いていて仲良くなったやつ曰く、一日に2千人増えてるとのこと)


そんなですが、今のところ「悪いヤツ」には会っていません。
基本的に過剰に親切なヤツらばかりです。
歩いていると、「ボンドゥー(友達)!」と声を掛けられます。
立ち止まって話を始めようモンなら、どんどんベンガル人が集まってきて
気づくと20人くらいに囲まれているときもあります。
この街では、人から逃れることはできません。
会話が盛り上がると、必ず電話番号を聞いてきます。(当然教えませんが)
このへんのマメさは見習いたいモンですね。
青空教室にて。漢字等を書いてあげると、
おれにもおれにも、って
束になって襲い掛かって(?)きます。

こんなにノリのいいガキンチョもいます。
カンフーを仕込みました。
鳥のモニュメント前で 弟子と。
妖怪No,4「怪鳥パキィ」
あと、こちらの人は、外国人が珍しいのか、基本的に”ガン見”してきます。
こちらが”ガン”を返すと一瞬視線を外しますが、すぐまたスゲー見られます。
それでも野郎はまだいいです。
女性陣はなめるように見られると嘆いてました。
デパートの着ぐるみ(ミッキーマウスもどき)も激しくセクハラしてくるらしいので、
バングラデシュに行く女性は気をつけたほうがいいですね。
被害者から許可が出たので、
犯行現場を押さえた写真を載せます。
妖怪No,5「セクハラミッキー」。デパートに出没。

ダッカは意外と都会で、ものが揃うことが分かりました。
お金さえかけて、モノを選ばなければ、
日本での生活とそれほど変わらないものが手に入るかもしれません。

おしゃれなカフェやレストラン、デパート、映画館、動物園などもあります。
でっかいバザールもあり、ショッピングが楽しみですよ。
片や、古い町並みもあるので、街歩きには退屈しなくて済みそうです。
オレ様と仲間たち。ダッカには綺麗なカフェもあります。
「ピンクパレス」
変な場所を想像した人は脳が煩悩だらけですね。
ここはただ色がピンクなだけの宮殿です。
チリアカナ(動物園)にて。
妖怪No,6「ザ・カッパ」
動物園の動物よりスゲー見られました。
ダッカの街は、想像していたよりもさらに汚いです。
ゴミなんか、みんなその辺に捨てます。
そのうち写真でもアップしますが、側溝はありえない位に濁っていて、
緑、青、黒と、悪い意味でカラフルです。絶対にドブに落ちたくありません。
ちょっぴり汚いバングラデシュの町並み
雨季にはその側溝があふれ出して冠水するというから、ゾッとします。
時にはその水溜りに足を突っ込まなくては進めないから。
日本のみなさん、日本はとっても綺麗な国ですよ!

線路沿いのスラム
ち○こ丸出し
バングラに着いてから、1ヶ月近くは現地に慣れる研修が続きます。
メインは語学の研修で、到着後2週目~3週目はホームステイに出されます。
ホームステイにはJICAの車で、「ドナドナ」のようにひとりづつ降ろされていきます。

オレの降ろされたところは、見た目が廃墟でした。
そーとー覚悟しなければならないなと思って扉をあけたら、全然綺麗です。
ホームステイ先のお父さんは、国連の仕事をして見える方で、しっかりしています。
家族構成は、お父さん、かなりボリュームのあるお母さん、
大学生、高校生のコンピューターゲームが大好きな息子2人と、その従兄弟1人です。

ホームステイの家の中で
どんな生活かというと、
朝、『ぺたぺたぺた…』という音で目が覚めます。
実はこの音、家のヲヤジが家中を走る音で、
一時間くらいずっと走っています。
なぜわざわざ家の中を走るんでしょう?
歯磨きするにも、手を洗うにも、そのランニングコースを横切らなければ
ならないので、ランニングヲヤジが通過した直後にタイミングを見計らって
あさの身支度をしなければなりません。変なヲヤジ。(とってもいい人です)

ここで出る朝ごはんがとても美味で、特にオムレツとルティ(薄いナンみたい)
の組み合わせが最高です。食後には砂糖が一杯入ったチャー(紅茶)を飲んで
家を出ます。

昼までは、ヒードラングエッジセンターという語学学校で適当に時間を過ごします。
語学学校にて
それから、適当にご飯を食べたり、ダッカの行きたい場所に行ったりして、
6時ごろホームステイ先に帰ってきます。

帰ってくるなり結構重いナスタ(軽食)が出ます。
だいたいは、朝食のメニューと同じものが出ます。
これまたウマいです。(たまにクッキーが出たり、フルーツが出たりします)
食後には、またチャーが出ます。この時点で腹は一杯です。
ホームステイ先の大学生
それから10時半くらいまで、みんな思い思いに過ごします。
ゲーム好きの息子達とゲームしたり、映画を見て過ごします。

その後、夜の10時半から遅い晩飯が始まります。
腹いっぱいのところへ、大量のトルカリ(カレー)を盛られます。
味はおいしいんです。腹が減っているときに食べたいですね。
残すのも悪いので、必ず平らげてました。
この生活を続けたら、間違いなくデブります。

あるとき、食後の時間にヲヤジが大量の古い写真を持ってやってきました。
何をするかと思えば、彼は一枚一枚その写真を説明を始めるのです。
その数、500枚以上!昔オレは国連で仕事をしていてその時の
写真だーといっていました。(それはすごいことですが)
大人なオレは、話を丁寧に聞きました。
聞き取れない言葉で喋るのでグッタリ疲れます。
その後ヲヤジは、「ワンミニッツ(ちょっと待てって意味だと思う)」といって
部屋に戻ったかと思うと、さらに500枚程写真を持ってやってきました。
オレは基本ノーと言えない性格です。加えて、ヲヤジもいい人なので、
断れずにさらに長時間話を聞くことになります。

…もう寝かせてくれ。

蚊帳の中で眠ります。
でないと刺され放題です。
健康管理官曰く、バングラの蚊は世界最強らしいです。
でも、とにかく楽しい家庭でした。
特に次男の子が人懐っこくて、話しやすくて、クリケットのルールとかも
教えてもらえました。これからダッカに住むことになるので、
チョイチョイ遊びに行こうと思います。

アリガトー、楽しかったよー!


ホームステイ先。
料理も美味しいし、みんな頭いいし、
凄く気分よく過ごせました。

来週からはホームステイも終わり、いよいよ活動に向けて準備して行きます。

建設現場が沢山あります。
日本の建設現場とのあまりの違いに愕然とします。
オレの職種は建築なので、活動の先が思いやられます。
暫く住むことになるドミトリー。豪邸です。
最初は綺麗だと思わなかったけど、かなり良い所。
プライベートはないけど、エアコンあり、ジェネレーターあり、
そしてなにより仲間がいるのがいいですね。

必殺チョークスリーパーホールド